一度でいいから試して欲しい|洗い米炊きのごはん、その美味しさにあなたは感涙!

ジャーの中のご飯

私たちが毎日食べている白いごはん、そのごはんは当然ながら米を洗ってから炊飯器で炊いてそのまま保温し、食べたい時に温かいご飯がいつでも食べられるようにしているご家庭が多いのではないでしょうか?

でも私の祖母はこだわりが強く、『ごはんはガス火で炊かないとおいしくない』の一徹でした。

母が、半強制的にやらされていたのが今では理解できますが、その当時はそれが我が家の掟だと思っていました。

ですから私が子供の頃は、台所に大きなガス炊飯器が鎮座していました。

大きいのでかなり邪魔でした。

しかも熱々の炊き上がったごはんを保温用のジャーに移すという手間が掛かります。

昔はあったんですよ、保温機能だけのジャーが。今でもあるのでしょうか。調べてみないとわからないです。

とにかく私には、それがただのめんどう臭い作業としか思えず、大きくなって自分が炊飯する時には、もちろん炊飯器を使うようになっていました。

それがある日突然、炊飯器が壊れたんです。

何かの啓示か、祖母の祟りですかね。 仕方なく私はご飯を鍋で炊きました。普通の鍋ですよ、ステンレスの。

でもその炊き上がったご飯を食べた時に、私は小さい頃に食べた実家のご飯のおいしさを思い出したんです。

そしてついに今では、ストウブ鍋で洗い米炊きという炊き方でご飯を炊くようになってしまっています。

前置き長くて、すみません。

本当に美味しいから、一度でいいから試してください、このやり方で。

鍋で炊くのは、絶対に敷居が高いでしょうから、まずは炊飯器で洗い米炊飯というやり方を紹介します。

それに慣れたら、いつかは土鍋やストウブでご飯を炊いてみてください。

初心者犬

ごはんって、炊飯器の内釜でといで、入れた合数の線のところまで水を入れて
30分以上浸してから炊飯のスイッチ入れたら炊けるんじゃないの?

ワンネス犬

まぁね、それが一般的だし便利だよね。僕もそれは認めます。早炊き、玄米、おかゆ、いろんなメニューあるし、炊飯器でケーキとかも焼けるみたいですね。皆さんには手放せいない調理器具の一つでしょう。

じゃなんで、わざわざ鍋で炊くん? で、あらいごめだきって何? なんでおいしくなるん? ストウブは絶対いるん?

順番に説明するから、次の記事をちゃんと読んでね! 質問の多い子や。。。汗

洗い米炊飯でふっくら美味しいご飯を炊こう

茶碗に盛った炊き立ての白くてふっくらとしたごはんとお箸


私たちにとって主食であるご飯。そのご飯を炊く際に、”米は乾物”であるという視点を持って米を扱う人は少ないのではないでしょうか。

米はれっきとした乾物で、昔は貨幣と同じように貯蔵され、流通してきました。日本人にとっては欠かすことのできない主食です。

そのごはんは、電気炊飯器の普及によって炊き方が大きく変化しています。

昔なら、おくどさんで”初めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いてもフタとるな”。 

若い人は知らないですね、こんなフレーズ。

これは、沸騰するまでは絶対に蓋を開けないで、火加減がとても大切なんだよ、という例えです。

通常、炊飯器で炊くときは、米を研いで、炊飯器の内釜にセットして、30分から1時間くらい浸水させてから炊くというのが一般的です。 夜のうちにタイマーをセットして、朝起きるとごはんが炊けているようにすることもできます。

でもこのやり方は、実を言うと米の本当のおいしさを損なっているんです。

乾物である米は、水につけ過ぎると旨み(アミラーゼやリパーゼ)が水に溶け出してしまい、炊きあがりがべたっとする原因になります。また水に必要以上に付けると、米は発酵を始めてしまうので、本来の旨みを損なってしまうんです。

乾物である米を美味しく食べるためには、適切な浸水加減が重要なのです。
**米を乾物として捉え、水に浸さずに炊く「洗い米炊飯」**という方法は米を水に浸しません。

そんなことをしておいしくなるの?と不安になる方もいるかも知れませんが、米が乾物だと考えると、納得のいく方法です。

では、詳しくご紹介します。


洗い米炊飯正しいやり方と洗い米炊飯のメリットとデメリットを解説

洗い米炊飯とはどんな炊き方なのでしょうか? 炊飯器でもできるか気になります。ここでは洗い米炊飯正しいやり方と洗い米炊飯のメリットとデメリットを詳しく解説します。洗い米炊飯を聞いたことはあるけれど、実際にやってみたことのない人はぜひ参考にしてください。洗い米炊飯とは、米を研いだ後に水に浸さずに、そのまま炊飯器で炊く方法です。水に浸す時間を短縮することで、米の芯まで水が浸透しにくくなり、ふっくらとしたご飯に炊き上がります。



洗い米炊飯のメリット

  • ふっくらとしたご飯に炊き上がる
  • 炊飯時間が短縮される
  • 米の旨味を引き出せる

洗い米炊飯のデメリット

  • 焦げ付きやすい
  • 固めに炊き上がることがある

洗い米炊飯のやり方

  1. 米を研ぎ、30分ほどザルにあげて水気を切る。 ←これが重要ポイント!
  2. 炊飯器の内釜に米を入れ、水加減をする。
  3. 炊飯器のスイッチを入れ、炊飯する。

水加減

洗い米炊飯では、水加減も重要です。 一般的に、米1合に対して水は1.2倍とされていますが、洗い米炊飯の場合は、水は米1合に対して1.1倍が目安です。

炊き上がり

炊き上がったら、すぐに蓋を開けずに、10分ほど蒸らしましょう。

蒸らし時間は、米の量や炊飯器の種類によって異なるので、様子を見ながら調整してください。蒸らしが終わったら、しゃもじで切るように混ぜ、炊飯器のうち蓋に付いている水滴をしっかり拭き取ってください。できれば熱いうちは薄手の付近をかぶせて、余分な蒸気を取るようにしましょう。

この一手間が美味しいご飯の秘訣です。保温モードで長く保存するとごはんは黄色に変色して匂いも悪くなります。できることなら食べる分だけを炊いて残ったごはんは冷凍して、最後までおいしく食べる工夫をしたいものです。

疲れ切って帰ってきて、何も用意をしていない時、何かを作る気力もない。。。そんな時に、あ!冷凍のご飯がある! チャーハンにしたり、雑炊をしたり、レトルトカレーを温めたりで、一食賄えます。きっと救われた気分になるでしょう。

まとめ

洗い米炊飯は、米を乾物として捉えることで、ふっくらとした美味しいご飯を炊く方法です。水加減や炊き時間に少しコツが必要ですが、慣れれば簡単にできます。ぜひご家庭で試してみてください。